大日本印刷 乳製品向けトレーサビリティシステムを開発
―蒜山酪農農業協同組合で運用を開始―
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1144億円 以下:DNP)は、牛乳、チーズ、ヨーグルトなど乳製品向けトレーサビリティシステムを開発しました。当システムは、酪農家情報から、製造工程情報、出荷先情報など、複数の事業体にまたがる情報を一元管理し、インターネットを通じて生活者に情報開示が行えるものです。第一号ユーザとして、蒜山(ひるぜん)酪農農業協同組合(岡山県真庭市 代表理事組合長:長|綱元昭)での採用が決定しており、4月下旬から本格的な運用を開始します。
DNPは、4月以降、同組合以外の得意先に対しても、当システムの販売を開始します。蒜山酪農農業協同組合は、牛乳、ヨーグルト、チーズなど、乳製品の品質向上のため、乳牛が育つ牧草地の土壌管理や飼料管理など、さまざま取り組みを積極的に進めています。今回新たに、トレーサビリティシステムを導入することで、より一層の品質管理向上を目指すとともに、消費者への生産情報公開を行います。
開発の背景
食品の安全性や品質表示に対する生活者の関心の高まりを受けて、DNPは、自社で開発・運用を行っていた容器・包装資材生産管理システムをベースに、生産・加工・流通などの各現場で容易にデータ入力が行える食品トレーサビリティシステムを開発し、2002年より販売を行っています。
現在、用途に合わせて「農産物トレーサビリティシステム」「加工食品トレーサビリティシステム」「養殖魚トレーサビリティシステム」「豚トレーサビリティシステム」の提供を行っており、約300の生産者団体や食品メーカー、小売業、消費者生活協同組合、外食団体などに提供している他、農林水産省のトレーサビリティシステム実証実験でも採用されています。乳製品についても、独自の製造工程や管理項目に特化したトレーサビリティシステムへのニーズが高かったため、今回新たに、乳製品トレーサビリティシステムをラインナップに加え、販売を開始します。
システム概要と特長
・牛の飼育管理状況や乳質など酪農家における情報から、集乳・調合・殺菌・熟成・充填・出荷などの製造情報、製品ロットごとの出荷先情報、消費者への情報開示までを一元管理することができます。
・出荷した製品に付与したトレースコードから、使用した原材料、酪農家、製造工程の特定を行うトレース機能と、使用した原料や製造工程から、製品ロットや出荷先を特定できるトラッキング機能を持っています。
・持ち運びできる情報端末を使用して、リアルタイムに生産情報を登録するため、転記などの重複作業が発生せず、効率的な管理が行えます。
・情報端末には、殺菌時間や温度などの入力項目ごとにエラーチェック機能があり、入力ミスや記入漏れが防止できます。
・商品パッケージに記載した、製品番号(目視番号や2次元バーコードなど)から、生産者や産地、生産履歴などの情報を生活者に公開することができます。
・データを蓄積するデータベースサーバを、DNPが管理・運営するため、導入企業は独自にサーバや専用のソフトを購入することなく、低コストで、容易にサービスを利用することができます。