漢字辞典 【字通】 オンラインサービス開始
―漢字辞典『字通』をインターネットで―
小学館グループの株式会社ネットアドバンスは、JK(ジャパンナレッジ)プロジェクトの一環として、国内外で高く評価される白川 静氏の大著、漢字辞典『字通』のインターネット上での提供を開始しました。本サービスは知識コンテンツの中でも特にユニークなものを集めた「JK select series」の第一弾として、オンラインでの検索・閲覧を可能にするものです。
株式会社ネットアドバンス(小学館グループ、代表取締役:相賀昌宏)は2005年3月26日、日本に知識基盤を築くJK(ジャパンナレッジ)プロジェクトの一環として、漢字辞典『字通』のオンラインサービスを開始しました。
『字通』(じつう)とは、漢字研究の第一人者として知られる白川 静(しらかわ・しずか)氏による漢字文化研究の集大成「字書三部作」の第三作として、13年半もの年月をかけて完成された漢字辞典です。
金文、甲骨文の解読結果から漢字の成り立ち、意味、造語力を体系的に知ることができるリファレンスとして唯一信頼できる『字通』は、国内外で高く評価され、研究者や漢字文化への関心が深い人々に利用されてきました。
本サービスは、この『字通』を初めてWebベースの検索・閲覧サービスとして提供するものであり、書籍版・CD-ROM版(ともに平凡社刊)のコンテンツを余すところなく収録しています。さらにオンラインならではの新たな機能が加えられ、より利用価値の高いものとなっています。
■JKによる『字通』サービスの特徴■
1.親字検索の特徴
親字(おやじ:項目見出しとなっている漢字)の検索では、「よみ・漢字」「部首名」「総画数」「四角号碼(*注参照)」 「古訓」による検索ができます(複数指定も可能)。これに加え、漢字を構成する視覚的な「部品」を画面から選んで検索する「部品検索」も可能です。
2.熟語検索
収録された熟語の検索が可能です。前方一致、後方一致、指定なしの3つの検索方法を選択できます。
3.検索結果表示の特徴
親字/熟語検索の結果表示画面では、「字音」「字訓」「同訓異字」「古代文字資料(説文解字に収める字形、甲骨文、金文)」「字形」「訓義(読みと意味)」「古訓」「声系/語系」「熟語」「下接語」を収録しました。また、説文、甲骨文、金文などの特殊な文字も収録し、これらの文字・漢字はすべて拡大表示することが可能です。作者解説、書名解説へのリンクもあります。
4.親字9500字を完全収録
JK版字通サービスではすべての字形を完全搭載。お使いのパソコンに、新規にフォントをインストールすることなく、一般的なパソコンで表示できる規模(漢字6355字)を超える親字9500字すべてを表示できます。
5.迷わず検索できる便利機能搭載
部首検索入力アシスト機能を搭載しています。「文字の形はわかるが、部首名がわからない」というケースに対応するため、検索インターフェイス上から呼び出せる「部首名一覧ウインドウ」を備えました。
6.古辞書の訓義でも検索可能
古訓(「新撰字鏡」などの古辞書に記された日本語としての漢字の読み)、および古辞書の訓義(漢字の読みと意味)からの検索が可能です。古訓検索は書籍版、CD-ROM版にはない、本サービスの独自機能です。
7.同訓異字、書名・作者解説と本文画面が完全リンク
書籍版、CD-ROM版では「付録」として分離収録されていた同訓異字、書名・作者解説が、JK版では本文表示画面から該当箇所にダイレクトアクセスできるようになりました。
*「四角号碼」(しかくごうま):漢字検索法のひとつで、漢字の四隅の形に対応させて0から9の号碼(番号)を決め、4桁の数字で特定の字を示すようにしたもの。