新映像配信システム「インフォメーションスクリーン」
ICタグをかざすとガラスが瞬時に不透明化し映像を表示
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1144億円 以下:DNP)は、日本板硝子株式会社(本社:東京 社長:藤本勝司 以下:日本板硝子)と共同で、ガラス面にICタグをかざすと、そのガラス面に、利用者に合わせた映像を配信するシステム「インフォメーションスクリーン」を開発し、6月から販売を開始します。
「インフォメーションスクリーン」は、透明なガラスに内蔵したICタグリーダ用アンテナに、会員登録したICタグをかざすと、ガラスが瞬時に不透明化してスクリーンとなり、利用者の属性や好みにあわせた映像の配信が行えるシステムです。
DNPが提供している情報配信システム「電波ポスター」(*1)と、日本板硝子が株式会社日立製作所(本社:東京 社長: 庄山悦彦 以下:日立)と共同で開発したICタグ対応の「ガラス製リーダーアンテナ」(*2)、日本板硝子が販売している透明・不透明を瞬時切り替えが出来る瞬間調光ガラス「UMU(ウム)」(*3)を組み合わせた、今までに無い映像配信システムです。
「インフォメーションスクリーン」の特徴
・ICタグをかざすと、透明なガラス面が一瞬で不透明になり、スクリーンとして映像を映し出すことができる、これまでにない映像配信システムです。
・ICタグに登録した利用者の属性や好みなどにあわせた映像配信が行えます。
・同時に会員携帯電話のメールアドレスへの情報配信が行えます。
主な用途
・テーマパークやアミューズメント施設、スポーツ競技場などでの映像配信。
・企業のショールームやミーティングルーム、プレゼンテーション施設での映像配信
今後の展開
今後は、映像配信システムをパッケージ化し、販売を行うとともに、使用する周波数も、今回試作した13.56MHzの他、2.45GHzやUHF帯に対応した製品を提供していく予定です。
当システムは、3月1日(火)から4日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「IC CARD WORLD 2005」のDNPブースに展示する予定です。
(*1)電波ポスターについて
DNPが開発した、ICタグと携帯電話を利用した情報配信サービスです。サービス利用者が、ICタグをイベント会場や商業施設などに設置された、ICタグリーダ内蔵ポスターにかざすことにより、そのポスターの内容に関連した電子メールが、サービス利用者の携帯電話に自動送信されるシステムです。電子メールに、より詳細な情報へのリンクを埋め込むことにより、携帯画面を使ったクーポン券の配布や、キャンペーン情報へダイレクトにアクセスを促すことなどが可能です。商店街向けのキャンペーンシステムや観光案内システム、アトラクション向けなどの用途で利用されています。
(*2)ICタグ対応「ガラス製リーダーアンテナ」について
RFIDのリーダーライターにとりつけるアンテナとして意匠性・耐候性などにすぐれたガラスアンテナを日本板硝子と日立が共同で昨年開発しました。ガラスショーケースやビル外装などガラスが使われている部位に違和感なく挿入できるアンテナとして利用が進められています。
(*3)瞬間調光ガラス「UMU(ウム)」について
瞬間調光ガラス「UMU(ウム)」は、二枚のガラスの間に液晶シートを挟み込んだガラスです。液晶層に印加する電圧をON/OFFすることにより瞬間的に透視〜不透視が変化します。電気的なスイッチングにより透視〜不透視が変化し、機械的な動作も必要なく、各種センサー、制御機器との連動が可能です。建築用の外装窓、内装間仕切などに使用され、調光ならびにプライバシーの制御が行えます。建築用の他、自動車、航空機、新交通シ
ステムなどの窓にも使用されています。1987年発売以来、日本はもとより、世界20ヶ国以上で販売されております。
ガラスが不透視となった状態では映像スクリーンとなり、各種プロジェクターによる投射映像が得られます。最近では、透視と不透視、それに加えて映像スクリーンとしての機能が加わった世界に類を見ない複合機能素材として注目を集めています。