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国際科学技術財団、2005年(第21回)日本国際賞受賞者を決定

 財団法人 国際科学技術財団は、2005年(第21回)日本国際賞(ジャパン・プライズ)の受賞者を次の3名に決定いたしました。

「情報・メディア技術」分野で、自然言語処理及び画像の知的処理に対する先駆的貢献の業績により、長尾 真博士(日本)(*)が、「細胞生物学」分野で、細胞接着の分子機構解明における基本的貢献の業績により、竹市 雅俊博士(日本)と、エルキ・ルースラーティ博士(米国)の2名が選ばれました。

 受賞者にはそれぞれ賞状、賞牌及び賞金5000万円(1分野に対し)が贈られます。
 なお、授賞式は4月20日(水)に東京・国立劇場で行う予定にしております。

領域I 「情報・メディア技術」

長尾 真博士(日本)
 独立行政法人情報通信研究機構理事長
 1936(昭和11)年10月4日生まれ(68歳)

授賞業績:自然言語処理及び画像の知的処理に対する先駆的貢献

(概要)
 長尾 真博士は、機械翻訳、自然言語処理、画像処理の先駆的研究者であり、数々の成果を挙げるとともに、この分野の研究者に多大な影響を与えてきた。特に機械翻訳では日英・英日翻訳システムの基礎を確立させるとともに、用例翻訳方式を世界で初めて提唱した。画像処理では、フィードバック解析機構を初めて導入し、その後の多くの研究に影響を与えた。これらの自然言語処理技術、画像処理技術を総合的に利用して、世界に先駆けて電子図書館のプロトタイプシステムを開発し、図書館の情報化推進に貢献した。同博士は、これらの分野の先駆的研究にとどまらず、機械翻訳国際連盟、言語処理学会などを創設し、国内外のこの研究を先導してきた。


領域II 「細胞生物学」

竹市 雅俊博士(日本)
 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター長
 1943(昭和18)年11月27日生まれ(61歳)

エルキ・ルースラーティ博士(米国)
 バーナム研究所教授
 1940年2月16日生まれ(64歳)

授賞業績:細胞接着の分子機構解明における基本的貢献
 
(概要)
 細胞接着は、組織や器官の構築において基本となる重要な現象である。竹市雅俊、エルキ・ルースラーティ両博士は細胞接着の複雑な現象において、中核となる素過程を抉り出し、その機構を分子レベルで解明することに成功した。細胞接着の異常は転移癌などの多くの難病と深くかかわり、両博士の業績はこれらの原因解明と治療法の開発にも大きく寄与することと期待される。


*長尾 真博士の真の字は、正しくは眞のヒが十


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