ロボット番組コンテンツをダウンロードする人型ロボット「ITR」
〜2足歩行ロボット開発のスピーシーズ社〜
「研究・開発用ロボットならびにロボット開発プラットフォーム」を提供するスピーシーズ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役春日知昭)は、このたび、今秋より一般のコンシューマ市場に発売いたします。|ロボット番組コンテンツがインターネットからダウンロードできる人型エンターテインメントロボット「ITR」を発表し、同時に開発企業向けに開発評価キットの受注を開始いたします。
このロボットは、無線LANを通じてインターネットに常時接続することが出来、ロボット用の番組コンテンツを自在にダウンロードし、再生することが可能となっている製品です。
本製品「ITR」の特徴は下記の通りです。
<ITRの目的>
ITRとは、Internet Renaissanceの略であり、「世界初、わが家に棲みつく人型ロボット」として誰もが家庭で楽しめるロボットエンターテイメントの創造を目的に開発されました。
<ITRの主な3つの特徴>
◆第5のメディア
ITRは、インターネット上のサーバからロボット用の番組コンテンツを自在にダウンロードできる人型ロボットです。TVやラジオの様に番組とチャンネルという概念が有り、ユーザーが自由に楽しみたい番組を選択することができます。番組は毎日のように入れ替わっていき、ユーザは都度異なる番組を楽しめます。 有料番組やスポンサによるコマーシャル等も提供可能であり、ラジオ、テレビ、PC、携帯電話に次ぐ“第5のメディア” として一般家庭への普及を目指します。
◆家庭用モーションブラウザ
インターネットのWebページのブラウザとは異なり、ITRは色々な情報をロボットのモーション(動き)をベースにして表現します。モーションと台詞、音楽を組み合わせ、人の心にすんなりと入ってくる情報として伝えることのできる、まったく新しいタイプのブラウザであるといえます。
◆SYGSAライブラリ
ITRは伝えたい感情を“SYGSA”で表現します。多種の感情を表現するSYGSAライブラリと、自由度の高い表現が可能な人型であることがあいまって、受け手の心に自然に溶け込む表現手法を実現しています。
<今後の事業展開>
スピーシーズは、ITRのオープンなロボットプラットフォームを通じて、多様な企業様との協力関係を築き、ロボット番組コンテンツの企画開発や新たなロボット技術(ハード・ソフト)の開発、ロボットのデザインやモーションに関するスクーリングなど技術面とビジネス面で新たな産業の創出を目指してまいります。
<現在ご協力いただいている企業様>
・コンテンツサーバ構築、RTML標準化:株式会社セック
URL:http://www.sec.co.jp/
・サウンド機能インプリメンテーション:クリムゾンテクノロジー株式会社
URL:http://www.crimsontech.jp/jp/home.html
・キーパーツ開発・提供(サーボ、RPU):双葉電子工業株式会社
URL:http://www.futaba.co.jp/
・モデリングソフトウェア(3DCAD)提供:ソリッドワークス・ジャパン株式会社
URL:http://www.solidworks.co.jp/
・モーション作製:有限会社シークス
URL:http://www.seekz.co.jp/
<ITRの主な仕様>
・身長約 33cm
・体重 約 1.5Kg
・自由度 22自由度+LED表示
・スピーカ 2個
・LED表示器 合計168個 (両手部、胸部)
・電源リチウムポリマ電池7.4V 700mAまたはACアダプタ(充電機能内蔵)
・CPU RPU-50(双葉電子工業製)
SH3 133MHz RAM: 64MB, Flash: 64MB,
miniSD Slot,RS485,USB,シリアルインターフェイス,Audio
・サーボ RS301CR(双葉電子工業製)
・OS SpeecysOS Rev.2.0(ロボット制御機能付き)
・無線LANカード .11G (USB接続)
*使用条件 家庭内に無線LANアクセス ポイントが必要
*初期設定にPCが必要
<ITRの機能>
・番組供給&コントロール方式
−RTML(Robot Transaction Markup Language)
によるインターネットを通じたコンテンツ供給と
リモートコントロール方式(特許申請中)
・チャンネル切り替えによるロボット番組選択方式
・携帯電話によるリモコン機能(チャンネル切り替えなど)
・ロボット番組開発者サポート
−PC側ソフトウェア開発環境(Windowsベース)
・モーション作成用エディタ
・感情を豊かに再現するSYGSAライブラリを提供
・RTML(スクリプト言語)によるロボット番組作成機能
−ロボット側ソフトウェア開発環境
・Windowsベースクロスコンパイラ(GCC使用〉
・Level 2 プログラム 開発ライブラリを提供
<発売予定>
開発評価キット(開発会社様向け)
・受注開始:2006年4月3日
・出荷予定:2006年5月末
・発売台数:限定300セット
*ロボット、モーションエディタ、開発環境(Level2)
サーバ使用権付属(期間限定)
・販売価格:500,000円(税込)/1セット
一般発売(コンシューマー向け)
・出荷予定:2006年9月上旬
・発売台数:3000台(年内出荷予定台数)
*5本の有料番組コンテンツを付属予定
・小売価格:190,000円(税込)予定/1体
<スピーシーズ株式会社について>
スピーシーズ株式会社(Speecys Corp.)は、大学・企業での研究用途、業務用などに多くの導入実績を持つ「ロボットならびにロボット開発プラットホーム」を提供するロボット開発企業。
ロボットは“歩くPC”という基本理念に基づき、オープンなOSやネットワーク環境、アプリ開発環境の提供はロボット利用者にとって必要不可欠なものであるとの考えで、他に類を見ないユニークなロボット製品の開発を行っている。
昨年6月には、世界に先駆けて燃料電池を搭載した2足歩行ロボットSpeecys-FCを発売、また昨年12月にはロボットの実動作と構造解析ソフトウェアによる動作シュミレーションを融合させた「リアルモーションシステム」を開発、世界のロボット業界およびメディアの注目を集めた。