静岡県版技能マイスター制度を創設
〜官民が協力して技能者の社会的地位の向上と技能の継承を進めます〜
我が国では、現在、若者の製造業離れや熟練技能者の高齢化などが進んでおり、今後、製造業における技能の空洞化が懸念されています。こうした中、2007年ユニバーサル技能五輪国際大会を開催する静岡県では、技能者の社会的地位の向上を図り、長年かけて培ってきた技能の継承と人材育成を進めるため、「静岡県技能マイスター制度」を創設します。
この制度では、ものづくりに理解のある企業・団体等の協力による経済的特典の付与のほか、県ホームページへの体験記の掲載や、ものづくりを志す若者を一定期間弟子入りさせる「マイスター道場」の創設など、技能の優秀さに加え、後進の育成・技能の継承の側面にスポットを当てており、これまでの自治体の同制度にはないユニークな内容となっています。
また、併せて全国レベルの各種技能競技大会で優秀な成績を収めた若者や、その所属企業・団体、指導者などを表彰する制度を創設し、官民協力して技能者育成を図ります。
1「静岡県技能マイスター制度」の概要
(1)マイスターの認定
ア対象者−次の全ての要件を満たす人
a優れた技能を有すること
b後進の指導・育成に多大な貢献をしたこと
c現役であるとともに、後進の育成にも取り組んでいること
d静岡県内で就業していること
イ認定
所属する団体や市町、商工団体等から推薦のあった上記対象者の中から、有識者や関係業界関係者などから構成される「マイスター認定審査会」が審査・認定します。
(2)マイスターの特典
ア名誉に係るもの(県が実施)
a「静岡県技能マイスター認定証」を知事が直接授与
bユニバーサル技能五輪国際大会の開催地である県立沼津技術専門校などの県有施設に認定者のネームプレートを設置
cマイスターであることを証する記念品(金バッジなど)の贈呈
d名刺や看板等への技能マイスターの名称使用ほか
イ経済的特典に係るもの(官民の協力により実施)副賞等の提供
広く協賛企業・団体を公募して内容を決定の上実施します。
(想定される副賞の例)
県内観光地への家族での宿泊優待、仕事で必要な材料の提供、県産品(お米、お茶、みかんなど)の提供等
*この他、マイスターの所属企業と、副賞の協賛企業・団体を「静岡マイスター応援団」と称して、県が各種機会を活用してPRを行います。
(3)マイスターの活用
マイスターを一過性の表彰としないため、県民の目に見える形で継続的な活用事業を行います。
aマイスター道場
ものづくりを志す若年者を一定期間技能マイスターに弟子入りさせ、マイスターの持つ技能の高さを体感して技能習得の意欲を高めるとともにマイスターの存在をPRします。
b「マイスター自叙伝」の掲載(全国初の試み)
県が有する各種媒体(ホームページ、ニュースレター等)に体験談を掲載します。
c技能マイスター講座の開催
工業高校や職業訓練校等で、教師や指導員等を対象に経験や指導法を伝授します。
dその他
県主催のイベントなどでの実演、県立技術専門校の一日校長(技能祭など)等
(4)制度創設に係るスケジュール
平成18年5月推薦
10月認定審査
11月認定式
11月〜活用事業の実施
2技能競技大会優勝者と優勝者を育成した指導者、企業・団体等の表彰
若年技能者に目標を示すことで技能習得の意欲を高めるともに、所属企業等を表彰することにより社会の技能尊重気運を醸成し、企業における技能の継承、若手育成の取組を促進します。
(1) 技能競技大会優勝者等に対する表彰
ア対象者
技能五輪全国大会優勝者、アビリンピック優勝者、技能グランプリ優勝者
イ表彰内容
知事顕彰、県有施設への「ネームプレート」の設置、企業協賛による副賞
(2) 優勝者を育成した指導者、企業・団体等の表彰
ア対象団体
上記大会優勝者を育成した指導者、企業・事業所・団体
イ表彰内容
知事褒章(新たに制度を創設)
静岡県商工労働部職業能力開発室
〒420-8601 静岡県静岡市追手町9−6
TEL 054-221-2823