「数検」取得者に対する入試優遇措置実施校が大幅増
平成11年4月以降に、「数検」2級以上を取得した場合、文部科学省が実施する大学入学資格検定『大検』(*)の「数学l」が試験免除されることになりました。これを受けて、「数検」取得者を推薦入試などで優遇・配慮をしている大学・短期大学が年々増加し、なかには、国立大学で出願要件の1つとなっているケースもあります。
また、中学校・高等学校・高等専門学校では、推薦入試において「数検」を取得すると優遇措置や配慮・点数加算などをしている学校が急増しており、とくに首都圏の私立高等学校での増加が顕著になっています。
この5月に数検財団が各学校に対して行った調査では、「数検」取得者を推薦入試などで優遇・配慮をしている大学・短期大学は全国で174校、中学校・高等学校・高等専門学校は182校にのぼりました。詳細は当財団の公式ホームページをぜひご覧ください。
(*)…『大検』は、平成17年4月から「高等学校卒業程度認定試験」に代わりました。
「数検」2級以上の取得者は、必須科目「数学」が試験免除されます。
●「数検」活用研究会報告:学習数学研究所から(東京都・4/26実施)
去る平成17年4月26日(火)、都内の教職員を対象に今年度初めての「数検」活用研究会を東京都新宿区の新宿NSビルで実施しました。
この研究会には、東京都内の公立・私立の中学校、高等学校、中高一貫教育校あわせて49校63人の先生方にお集まりいただき、活発な意見交換が行われました。
その中で、当財団の学習数学研究所は“「数検」の問題を活用した数学授業の提案”をしました。以下にその内容の一部をご紹介します。
1 - 数学以外の教科の内容や身近な題材を取り入れた例
○桜前線に関する問題 (平成16年4月4日検定:3級)
・科学(理科)や地理の要素が強いことがらをいかに数学的に考えるか。
・私たちの身近で交わされる情報に数学がどのように活用されているのか。
・生徒が数学に興味、関心をもつようにするにはどうしたらよいか。
2 - 複数階級に出題される「数検」独自の問題を活用した例
○8×8マス目の敷きつめの問題 (平成15年7月27日検定:準1級〜3級)
○分数を単位分数の和で表す問題 (平成16年4月4日検定:2級〜3級)
「数検」独自の問題なので、読解力や記述による表現力の訓練になる。
・同じ内容の問題でも、階級に伴って難易度もあがるので生徒1人ひとりの学 習進度(習熟度)に合わせてチャレンジさせることができる。
・自分が受検した階級よりも上の階級の問題を分析することによって、出題の 意図や問題 の裏に潜む(?)数学理論を垣間見ることができる。
● 第106回「数検」「児童数検」「通信検定」個人検定・申込み受付中
本年2回めの「数検」個人検定の受付が5月9日にスタートしています。今回の個人検定は、全国各都道府県に会場を設置します。また、「数検」のほかに算数検定「児童数検」「通信検定」も実施します。
受付中の個人検定 : 平成17年7月17日(日)
申込み受付期間 : 平成17年5月9日〜6月17日
実施する検定 : 「数検」「児童数検」「通信検定」の全階級。
会場設置地域 : 全国各都道府県(予定)