オトーサンのための独立開業応援講座
〜プラス思考で現状打開し、活躍するためのノウハウ〜
不況、リストラ、解雇が他人事ではない時代がやってきた。こんな時代の到来を誰が想像していただろうか? 若いうちならいざしらず、40過ぎの再就職は難しい。だが歎いてばかりではいられない。プラス思考で現状を打開してみよう。リストラ不安を感じているお父さん。今回取材をお願いした方達は、そんなお父さんに熱いエールを送ってくれた。
「失業119番」はしたたかにたくましく
仙台市在住・高橋雅一さん(47歳)
高橋雅一さん(47歳)は、祖父母を含め七人家族。宮城県仙台市に在住している。現在、インターネットとデータベースを連携したイントラネットシステム開発を主体とし、地元ソフトハウスや知人からの開発依頼の仕事を請け負っている。ホームページ「失業一一九番」主催である。
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失業している怖さ・再就職の難しさ
一昨年、失業者の仲間入りをし、失業歴10ヶ月でやっと失業状態から抜け出し、このページの卒業第一号となった(同ページより)とあるが、それまでには、並々ならない苦労があった。
高橋さんは、地元国立大学理学部卒業後東京のソフトハウスに就職、その後独自のソフトハウス設立の為、会社の先輩五人と共に同社を退社した。業務は拡大、事業所の所長にまで就任したが、その後業績が伸び悩み、社長との方針の食い違いもあって、創立13年目に先輩二人と共に退職。再度ソフトハウスを設立するが、バブル崩壊の影響で会社解散という事態になる。
「最後の会社が将来に対するビジョンを描ききれない状態になり、年齢や両親の事もあって仙台へUターン。何のあても、つてもなく一からのスタートでした」。
「就職活動を行ったが、45歳という年齢がネックとなり、係の方は年齢を見ただけで該当する会社はないという有様で紹介すらしてもらえなかった事を覚えている。」
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きっかけはホームページ作成
失業する不安や怖さは、実際体験した本人でなくてはわからない。
高橋さんは、以前から電子メールやホームページに興味があった事もあり、ひとりの不安を解消する為、失業のホームページ「失業一一九番」を作成、公開する。これがホームページコンテストで賞を受賞、活動の転機となる。副賞のパソコンは現在、高橋さんの右腕となっている。
当時発足したてのインターネット研究会の会員から、仕事先を紹介してもらったのが仙台での仕事の第一号となった。現在、開発の傍ら、県が行っているインターネットに関する情報アドバイザーの手伝いも行っているという。
● 自分でやるという張り
もはや失業は、個人だけの問題でなく社会問題となっている。そんな現状もあり、高橋さんのホームページには、今も沢山のメールが寄せられている。
「失業した人だけでなく、その予備軍からのメールの多さには驚く。多くは会社の不当な仕打ち、勤務内容、人間関係についてで、それが原因での失業報告だったりする。」
その一つ一つに目を通し、返事を書き、ホームページに掲載。それが高橋さんの励みにもなっているそうである。
「気になるのは、メールを寄越してくれる人の多くは、不当な扱いを受けているにも関わらず甘んじているように思える。少なくとも辞めると決意するくらいの状態であるなら上司や会社にこうして欲しいという要望や改善を要求すべきです」
失業率四・三%。二三・四人に一人の割合で失業している日本の状況。
「一年一年が勝負のプロのスポーツ選手と同じ気持ちを持って仕事に取り組む時代と考えるべき。予備軍には、この気持ちで頑張ってほしい」。
もはや他人事ではないリストラ問題。状況に甘える事なく、自分でやるんだと奮い立ってほしい。
「今、失業しているみなさん。したたかに生きましょう。見栄や世間体は脇に置いときましょう。政治家や官僚が不祥事を起こし、それでものうのうとしている時代、一生懸命頑張ったのにリストラ疎外されてるみなさん、少なくとも自分のために頑張りましょう。」
そう、自分のためにしたたたかに、である。