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  自分流の小さなお店を
    始めよう

超専門店 自分流の小さなお店を始めよう
─売上げより純利益重視が商売の秘訣─

 新しく商売を始めようとするなら、成功の可能性が高いやり方、業態を求めて動き出すのは当然のこと。多様化する消費者の小さなニーズまで特化できる専門店は、個性を打ち出せるだけでなく中身の濃い経営が可能だ。ここではさまざまな戦略をもった「超」専門店を紹介。さあ自分流の「超」専門店を開業しよう。

日本で唯一のマッチ専門店

マッチコレクションズ

●店をショールーム代わりにして卸も実施

JR・高田馬場駅近くに「マッチコレクションズ」(東京・新宿/電話03・3366・0208)というマッチ専門店がある。10坪のスペースには昔の図柄を再現した復刻版、徳用マッチ、外国のマッチなど、約100種類のマッチが陳列されている。また、火打ち石、ライターなど、関連商品もある。

なぜマッチなのか。経営者の黒田康敬さんは店を始める前、日産農林工業(現・兼松日産農林)に勤めており、仕事でマッチに関わっていた。100円ライター出現以来、マッチ需要は少なくなっていたが、実際現場に立つと、意外にファンが多かった。そこで会社にマッチ専門店の出店を提案したが、「採算が合わない」という理由で却下。「それなら自分でやろう」(黒田氏)と同店を開店した。

「マッチ市場は小さいですが成功する自信はありました。マッチに価値を見いだす人が少なく、参入すれば1番になれる確信があったからです。当店は日本で唯一のマッチ専門店です」(黒田氏)。目の付け所が何ともユニークと言えよう。

 オープン後、黒田氏が力を入れたのはマッチを売ってくれる店を増やすこと。店売りは年商7000万円だが、それだけでは限界があるため他店への卸しも行っている。現在、地方の店への拡大をはかる一方、コンビニエンスストアやたばこ屋の自販機でも販売している。

「他の人には何の価値もない物でも、ある部分の人に高い価値のある商品なら、必ず需要は存在します。問題はそうした人をいかに探すかということ。価値を認めてもらわなければ、小売店に置いてもらえないですからね」(黒田氏)。店舗をかまえているおかげで、店はショールーム代わりになり、商談もしやすくなる。そういった意味で、店は重要な役割を果 たしていると言えよう。

 

★超専門店成功のためのワンポイントアドバイス
 店内スペースは10坪・開業資金は約300万円・年商は約7000万円・市場は小さくても、着実に需要が見込める商品に着目したのが成功の秘訣。卸で安定売上げを確保した点もポイントと言える。

 












 

※ご利用に際して

当情報は 2000年の春〜秋に発行された雑誌「DOPPO」の各記事を元に編集されております。
時間経過による変更などが含まれることから、情報の正確性などについて保証しかねます。
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