月々8万円収入アップする
ジャンル別
「在宅ビジネス」ガイド
通販の場合
未来的ライフスタイル、インターネット通販
一番なじみやすい、物を売るという通信販売こそ、SOHOの原点ともいえる。
●通信販売
目で見る類の作品が多いSOHO業界の中で、やはり手に取れる「物」を売りたいと言うのなら、通
信販売というのがある。Web上の仮想商店街などにお店をオープンするなどの方法でいいのである。自分の手作りの品、あるいは育てた果
物や野菜、花を商品として、また、これはいけると睨んだものを仕入れて販売する。そして、売れた分だけ儲かるという、最も分かりやすいジャンルだ。販売されている商品は多種にわたり、農作物の産地直送品から、服飾雑貨、電気製品、化粧品等々。小さな商店街でウィンドウショッピングをするよりはネット上で「店」の前をウロウロしているほうが思わぬ
掘り出し物があったりして、楽しかったりする。
インターネットを通して商品を販売すればそれは全て通販となるわけだから、このジャンルに関しては誰でもすぐに始められそうだが、やはり商品の選定やPRの仕方などアイデアが勝負となる部分が多い。
また、商店会的な発想で、互いを助け合うようにする一つの方法がリンクだ。関連のあるホームページ同士を互いに行き来しやすいようにするための方法だ。ネット通
販をするなら、同業者、あるいは関連業者との相互関係を作ることでリンク集を充実させ、どこからでも自分のお店にお客が来られるようにすることが成功へつながる。近い将来、全ての消費生活がコンピュータ化されることも予想されるが、ネット通
販はその先駆けとなっているともいえる。
ところで、ネット通販を始めるきっかけの一つとして、既に小売店として自営業を確立している人が、新しい方向の開拓を試みるということも多い。実例を2つ紹介しよう。
◆柳川里美さんの場合
友人と2人でアナログな通販業界を独立し、大阪で輸入服飾の店『ジャム』を成功させた柳川さんのアイデアは、古代から伝わる染めを現代に生かすということ。自分でデザインを手がけ、バリ島のタイダイ染めを取り入れた服を中心に販売している。当初は小売りだけだったが1年前にインターネットでの通
販を始め、収益の5割が通販で占められるようになった。また、他にない物を販売していることで、これからネット通
販を始めるという人に卸売り等で相談もされるという。
インターネットを利用しての商売にデメリットはないと考えている柳川さんだが、プロバイダーも管理できない通
信ストップは、大きな痛手になるという。しかし、それもインターネットがまだ発展途上であるからしかたがないというように、マイナス要因を考えず、エネルギッシュにSOHOを楽しんでいる。
衣料品類は一般の小売店や通常の通販等で安価に手に入りやすいが、価格面
での競争心はないという。最もこの品にしてこの値段という自信はあるのだが、柳川さんは、「インターネットで買い物をする人達は安さよりも、珍しいものや価値のあるもの、自分の気に入ったものを探し出そうとします。タンスに着ない服がたくさんある時代だからこそ、タンスの中には全くない種類の服を提供したい」と話してくれた。
◆小仲律子さんの場合
京都には、実家の酒屋を盛り立てる看板娘がいる。小仲律子さんだ。
彼女が実家の小仲酒店を盛り立てるために、ホームページを開設したのは’96年の11月。当初『小仲酒店』というお店の名前だけで出したのだが、もっと気軽に見てもらえるようにと自分の名前を付け加えて出してみたら、ホームページへのアクセス数が増加してきた。さらに、店への来店客も増えたので、インターネット通
販を始めてから売り上げ全体が伸びたとのことである。小仲酒店のホームページは20〜30代の男性を対象として作っているが、それはパソコンの一般
化が進んでインターネットが多く利用されるようになったとはいえ、一番見に来る可能性が多いのが、その年代の男性であると考えるからだ。
つまり、「これからネットで通販を始めるのであれば、商売を工夫するとともに、雑誌やテレビとは違った客層であることを忘れてはいけない」と語る。
小仲さんはまた、「SOHOは開店・閉店や始業・退社などのように半強制的な時間の押し付けがない分、気楽そうに見えるが自分で全ての管理をしなければならず、気を抜くとだらしない生活にもなり兼ねない。自分自身のためにきちんと自分の時間割を作っておいたほうが良い」と話してくれた。