21世紀の日本はこの事業なしには成り立たない
女性の社会進出と高齢化社会のサポーター
株式会社サクセスアカデミー
女性の社会進出が当り前のこととなり、現実に高齢化社会が訪れた今、ベビーシッターの派遣と高齢者介護のニーズは急速に高まっている。鎌倉市に本部のあるサクセスアカデミーは、こうしたニーズに対応したFC事業を行っている。同社は、病院、企業、家庭へヘルパーとベビーシッターを派遣しており、企業内の受託保育では1位
のシェアをもつ。
ヘルパーは病院での介護から退院後の在宅介護までサポートし、在宅では買い物の付き添いや3食の用意なども行う。料金は1時間1500円からで、特別
なサポート体制が必要な場合はオプション料金が必要だ。介護時間は夜9時までだが、保育は24時間対応している。
現在、神奈川県内で同社のヘルパーまたはベビーシッターとして活動しているのは180〜200人。業務の比率は保育と介護で8対2、派遣数は病院と企業で9対1ほどだ。介護は市の社会福祉協議会から紹介がくることもある。また、保育のニーズは研究所などキャリアのある女性に多い。
同社では、保育と介護の他にも、全般的な暮らしの情報を提供するサービスを準備している。お年寄りが市役所などを訪れた時、担当部署がわからずあちこち回されてしまうことがある。自宅で行政上、生活上の適切な情報が得られるサービスがあれば、こうした事態は起こらないだろう。老人ホームなどと提携してこういったサービスの、近い将来における実現化を目指している。
同社にFC加盟しているのは中小企業がほとんどで、事業組織は1県につき1社を配置するという体制だ。加盟企業の中の一事業部のような規模となっている所が多く、現在、広島、愛知、長野、神奈川、東京に事業拠点があり、県内および隣接県の業務を受け持っている。
加盟企業は百数十社の中から選ばれており、ログハウスの輸入店、ドラッグストアチェーン店、塾など様々だ。加盟の審査には担当者の人格、経営感覚などが評価され、人を助ける気持ちで取り組みながらビジネスとして成功させられるかの2面
が問われる。また、担当者は兼任ではなく専任でなければならない。
企業を定年退職したり、元保母だった人などが個人での加盟を申し出ることもあるが、契約はしていない。パート的なものではなく、事業として成り立たせるために本腰を入れた取り組みが必要となるからだ。「前の職業からの固定観念があったり、フランチャイズは金を払えば何とかなるといったサラリーマン的な意識があると成功しない」と同社はコメントしている。
同社は平成4年より本格的に事業を開始したが、前身は小中学生を対象とした学習塾だった。子供たちの面
倒を見ているうちに、その弟や妹たちも相手にするようになり、自然発生的に現在の事業が立ち上がった。「ありがとうと言われて喜ぶ人たちが作っている会社」である。
加盟料は150万円、1週間の研修費が135万円で初期投資は285万円あればいい。ちなみにロイヤリティは10%だ。